バレンタインも誕生日にも伝えられなくて
『プラスチック・ハート』(Airi×Kanna)
視線の先にはいつも君が居て
その当たり前に、いつまでも甘えていた
「愛理ー」
背中にもたれかかるいつもの温度
あったかくて、気持ちいい
好きだって伝えたら、栞菜はなんて言うだろう
びっくりした顔をしながら、あたしもだよって答えて欲しい
よそ見なんてしないでよ
ずっと、あたしのことだけ見てて
「…かんなー」
「ん?」
「好き…でしょ、これ」
「え、くれんの?」
「うん」
「やったー!」
手のひらにあった飴を差し出すと、栞菜は嬉しそうに笑う
言わなきゃいけないのは、こんなことじゃなくて
でも、あんまり嬉しそうにするから
その笑顔が、かわいくてしかたないから
「ありがと、愛理」
もう少しだけ、このままがいい
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自給自足でたまにこんなことしてますが書いたあとに色々と
自己嫌悪に陥ります。
違うんだ…こういう話が書きたかったんじゃないいいいいいいい
鈴木さんって独占欲強そうだなあとか勝手に妄想して書いた話でした。
でも自分から好きとか言えない子なんだろうな。そんなのかわいすぎる←